ウラジオストックから北朝鮮へ向けて出発です。
日本からウラジオストックへのフライトは緊張しましたが、
ウラジオストックから北朝鮮へのフライトはスムーズで特に心配もありませんでした。
無事に平壌空港に到着しました。
北朝鮮の空港のビルには金日成主席の大きな肖像画が飾ってありました。
到着時にはあたりが暗くなったのですが、
金日成主席の肖像画はライトで照らされ、
暗い空港の中で強烈な存在感を放っていました。
ついに北朝鮮に到着したと思うと胸が熱くなりました。
入国審査の前に乗客の中の何人かの人たちがゴソゴソと動き始めました。
なんだろうと思って見ていると、それぞれに胸にバッジをつけはじめたではありませんか。
その時は、団体旅行か何かにしてはそれぞれの人の席が離れているなという印象しかありませんでした。
後になって分かったのですが、
機内でバッジを付けていた人たちは在日朝鮮人の方たちだったのです。
北朝鮮の人たちは北朝鮮国内では金日成バッジをつけることになっているようなのです。
だから同じ飛行機で来た在日朝鮮人の方たちは入国審査前に金日成バッジを付けはじめたのでした。
入国審査は特に問題もなくスムーズに終わりました。
おそらくツアー旅行社だからガイドの人たちがうまく説明してくれたのでしょう。
パスポートに入国の判を押してもらい、無事に北朝鮮へと足を踏み入れることになりました。